(2)責任制限条項の契約文例

 <文例1 請負形式のソフトウェア開発契約における
                        損害賠償の限度を定めた例>

 第○条  

 甲の乙に対する損害賠償限度額は、請求原因のいかんを問わず個別契約書に記載された料金総額とします。いかなる場合にも、乙は、甲の逸失利益、第三者からの甲に対する請求など特別損害については、たとえ乙がかかる損害の発生を予見しまたは予見しえた場合であっても責任を負いません。


 <文例2 委任形式のプログラム開発契約における
                        損害賠償の限度を定めた例> 

 第○条 

 甲の乙に対する損害賠償限度額は、請求原因のいかんを問わず甲が支払った料金を限度とする。いかなる場合にも、乙は、特別損害、間接損害または派生的損害(本契約に基づく「サービス」についての甲の要求および必要をみたさないために生じた損害であって、代替サービスの入手その他の方法では通常防止できないと認められる損害)については、たとえ乙がかかる損害発生の可能性を認識しまた、認識すべきであったとしても、免責されるものとする。


 <文例3 プログラム使用契約における損害賠償の限度額を定めた例>

 第○条 

 乙の損害賠償責任限度額は、債務不履行、瑕疵担保責任、不当利得、不法行為等その請求原因のいかんを問わず、①総額○○○○円または②本契約に基づき甲が支払う使用料の12カ月分相当額のいずれか多い額とします。特別損害については、たとえ、乙がかかる損害の発生を予見しまたは予見しえた場合であっても責任を負いません。

       

 

目次